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理想の上司_座談会Aグループ

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【参加者】
  • 佐藤さん (男性 ライフライター)
  • 根本さん (女性 出版系技術
  • 中島さん (男性 食品メーカー
  • 五十嵐さん (女性 ライフ・リバランス研究所代表
  • 川合  (男性 アントレプレナーセンター)
川合(以下、敬称略):
最初に、皆さんのこれまでのご経験の中で、良い上司の姿って何かありますか?
佐藤:
飲食の経験があるんですけど、20代後半で出逢った店長は良い上司でしたね。同じ歳の人だったんですけど、細かいこと言わずに何でもやらせてくれました。「やれば分かる」って言うのがその人の持論だったので、やらせてみて、質問をさせる人でした。指導が分かり易くて、教わるのが苦じゃなかったです。
根本:
私はいい部下じゃなかったですね~(笑)。尊敬出来る上司の人って居なかったんです。逆に自分が部下を持つようになった時に、自分がされて嫌だなあって思ったことを、私が部下にしているってことがありましたね。部下の子に「自由に仕事していいよ」って言いながら、「ホウレンソウ(報告・連絡・相談)」がうまくできてなくて、結構部下の男の子を泣かしてましたね(笑)。上司は相手の望んだやり方で、物事を提供した方がいいって、自分が上司になってみて学びました。そうじゃないと相手にとっては、いい迷惑になり得るので。
佐藤:
それ分かりますよ。店長はそんな感じでした。やらせて見て、ここで壁にぶつかるっていうのを察してくれていて、そこでアドバイスをくれるんです。
根本:
ですよね。欲しい時にアドバイスをもらえると、すんなり頭に入って来るんですよね。
川合:
アドバイスのタイミングってありますよね。
中島:
「理想の上司」に求めたいことと言えば、少しでもいいので、受け止めてもらいたいと思いますね。評価とかばかりでなくて、気持ちを受け止めてもらいたい。あと、自分の中にその人なりの「物差し」を持っている人って、頼もしく感じるじゃないですか。そういう価値基準みたいなものを、しっかり持っていて欲しいと思います。その基準の正しさは別として、「この人ならこうする」ってものがあると、意見も仰ぎ易いんですよね。それと、どんなときでも、同じように対応出来る人は、尊敬されると思います。忙しくても暇な時でも、同じように対応してくれる。そういう気持ちの安定感は、重要なような気がします。
川合:
そうですね。忙しい時と暇な時とで、態度が違ったりしたら嫌ですもんね。
中島:
接し方、考えてしまいますもんね。
五十嵐:
私が出逢った素晴らしい上司は、技術的な部署にいるときの上司です。その上司は、技術的に詳しいことはあまり知らない方だったんです。正直、大丈夫かなあって思うことも良くあったんですけど、ある時、開発で遅くまで仕事をしていた日に、翌日、机の上にオロナミンCと一緒にメッセージが置いてあったんです。それを見た時に、「これだ!」って思ったんです。ささやかなことですけど、がんばってる自分を見てくれているんだ!って実感しました。その方とは、いまだに年賀状をやり取りしています。
川合:
それは嬉しいですよね。
五十嵐:
ええ、本当に感激でした。また、もう一人素晴しい上司がいました。同じプロジェクトのリーダーでしたが、仕事に対する姿勢がとにかく素晴しい。どんな案件にもプロとしての魂を込めて対応されていました。その仕事ぶりを間近で見て、少しでも自分もチームに貢献したいと、任せてもらったシステム設計書を一生懸命作りました。そしたら、提出後すぐに電話が掛かって来て、「すごくいい出来。がんばったね。感心したよ」と。尊敬している上司から褒められたことに加えて、ちゃんと見てくれているんだなぁということが嬉しくて。
一同:
うんうん(深く頷く)
五十嵐:
日頃からちゃんと見てないと褒めるタイミングって分からないですよね。
川合:
取って付けた褒め方すると、分かりますもんね。
五十嵐:
分かりますね。褒め時って、『今』って時がやっぱりあるんですよねその後、転職して今度は私が上司になって、心掛けていたことがあります。それは、この上司の仕事に対する姿勢がお手本になっています。携わる仕事の大きさや内容に関係なく、仕事に対応する姿勢において、いい影響となる上司でありたいと思いました。例えば、終業後のトイレ掃除や、部屋の掃除も、一緒にしっかりやる。電話対応も同じです。小さな行動からかいま見られる上司の人間性を、部下は見ているので、正直、上司って大変だなぁと思いましたよ。
川合:
皆さん、そのほか「理想の上司」像ってありますか?
中島:
私は先ほどの話の延長なんですけど、「一歩先を行く」というのがあります。部下は情報がなかったり、方向性を示せないから部下なんですよね。上司が「こっち行くぞ!」っていうその一言を示してくれて、一歩先を進んでくれる。その姿に奮い立たせられる思いがしますよね。
根本:
私は部下が「得られることを示してあげる」というのが、大事だと思います。採用をやっていた頃、面接で「3年後に何を望んでいますか?」と聞いていました。それで、会社に入ってから得られるものを答えてあげるように、心掛けていました。働くことって何もお金を得ることだけじゃないですよね。やりがいを持って仕事に臨んでもらいたかったので、本人の得られるものを、示してあげることも「理想の上司」には、大事だと思いますね。
五十嵐:
「コミュニケーション」も重要ですね。誰にも得手不得手ありますから、コミュニケーションをとって、お互いの強いところ、弱いところを見極めることも大切かなって思います。相手の得たいものや望んでいることを察して、励ましたり勇気付けたり、時には一緒に勉強をしたり。何が弱いところで、何を必要としているかは、日頃のコミュニケーション次第なので、結局、良く見ているかどうかが、上司としては問われるところですよね。


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