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働く理由_座談会Aグループ

【参加者】
  • 石井さん (男性 会計関連)
  • 林さん (男性 広告営業
  • 黒川さん (女性 出版社
  • 佐藤さん (男性 ライフライター)
 
● 「社会からのフィードバック」を得られるのが仕事
 
佐藤:
後半の方で、「自分の価値観を見つけたら、会社を辞めていい」みたいな表現があったんですけど、ここは気になりましたね。自分で「これは!」って思うものを見つけたら、確かに追求した方が良いと思うんですが、だからと言って、会社を辞めた方がいいかというと、そうじゃない場合もいろいろありますよね。ここの表現は何とも言えないなあって思ったんですけど。
石井:
僕は少なくとも3年くらいは働いた方がいいと思う。そんなに簡単に、仕事を見極めるというようなことは、多分ないと思いますし。そもそも「仕事」自体が、1年や2年で終わる類のものではないじゃないですか。時間や経験を重ねて、意義を見つけて行く。それが「仕事」だと思うんですけどね。
佐藤:
それは、「仕事」が、自分を探せる場である、ということですか?
石井:
そうですね。具体的にいうと、仕事とプライベートの1番の違いは、「社会からのフィードバック」が得られることだと思うんですよ。プライベートならうまく行っても、うまく行かなくても本人の自由ですよね。楽しければいいと思うんですけど、仕事ではそうは行かないですよね。結果が伴うものでなければならないし、結果が伴わなければ、会社の存続にも関わりますね。仕事はお金をもらう場でもあるので、きちんとした目で見られる状態。仕事を重ねて行って、繰り返し繰り返し、「社会からのフィードバック」を受けることによって、自分が探して行けるのではないでしょうか。社会とどの程度関わっているかは、個人差があって当然なので、早くたくさんのフィードバックを得る人もいるだろうし、時間を掛けてフィードバックを得る人も居ると思うので、本来は期間を決めて意義を探すことは出来ないと思うんですけどね。
佐藤:
働く期間は「仕事の意義」と関係がないってことですね?
石井:
せっかく就職しても、ちょっとやって自分に合わなかったら、「会社変えちゃえ」っていう人っていると思うんですけど、そういうのは良くないって思うんです。困難や嫌なことにぶつかって、それをどう乗り越えて行くかって行動して行くうちに、「自分らしさ」や「仕事の意義」って見つかって行くんだと思うんですよね。
だから、ちょっと嫌でやめる人は、問題にぶつかって、まだ浅い段階で自分と向き合うことをやめてしまうので、勿体無いと思うんですよね。
佐藤:
問題の表面だけで、諦めちゃうってことですか
石井:
そうですね。問題にぶつかって、じっくり自分と向き合って行く中で、自分らしい問題の解決法や、なかなか越えられない壁なんだけど、そこに取り組む意義とか分かると思うんです。そのほかにも、会社の価値や仕事の面白さ、みたいなのがだんだん分かって来ると思うんです。
佐藤:
ありますよね。何か突き抜ける瞬間みたいなのが
石井:
ありますよね。ずっとうまく行かなかったことが、突然、うまく行くようになったり、苦手だったお客さんが、気持ちを買ってくれるようになったり。でも、それがいつかは、分からないですよね。いつかは分からないけど、必ず面白いと思う時が来るんですよ。それを見極める前にやめるのは、本当に勿体無いことだと思います。



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